デイビッドの場合

デイビッドは一昨年の暮れに55歳になった広告関係のエグゼクティブで、当時は185cm、93kgでした。仕事は順調でたまにジムで泳いだりもしていましたが、体調がいまひとつで、昨年の新年元日を期に『グルテン・フリー・ダイエット』を始めました。グルテンとは小麦、大麦、ライ麦等に含まれるタンパク質の一種で、これにアレルギーを持つ人も多く、アメリカではここ数年来このグルテンを含まない『グルテン・フリー』の食品が大量に出回っています。グルテン・アレルギーでない人の間でも健康志向の一貫として『グルテン・フリー・ダイエット』が大人気なので、市場は拡大する一方です。このダイエットを始めると普通の小麦で出来ているパンやパスタを食べられないのは大変ですが、多少お値段が張っても多種多様なグルテン・フリーのパン、パスタ、クッキーと、とにかく何でもありますし、お米、大豆、コーンなどは食べられるので思ったほど大変なことではなかったとはデイビッドの弁。もちろんご家族、特に奥様の協力は多大だったようですが、彼は何と半年で10kg近くの減量に成功したのです。身体が軽くなると気持ちも若返り、昔やっていたカヤッキングを復活。相乗効果で今人生で最高に充実しているとのこと。本当に、結構なことですね。数年前と比べると、確かに生き生きして見えました。

グルテン・フリーに+1 !

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子供の頃は55歳なんていうと恐ろしく年取ったイメージを持ったものですが、実際その昔は企業の55歳定年が主流だった訳ですから結構な年だった訳で、自分の年齢がそちらに近付きつつあることを思うと焦りを感じずにはいられません。社会的地位もない女の私がそう感じるのですから、男性にとっての55歳というのはもっと重い意味合いがあるのではないでしょうか。平均寿命が年々伸び、高齢者の若返りには著しいものがありますが
デイビッドの場合
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まだまだ人生これから
私はこの2人とは10年ほど前からの知り合いですが、2人とも痩せてすっきりしたことでかなり若返ったような気がしました。どちらも上背があるので以前も極端に太っているという印象ではありませんでしたが、おそらく徐々につけた贅肉でいわゆる中高年独特の貫禄を出していたのでしょう。55歳を過ぎると、その貫禄が時として悲哀にも見えたりします。痩せることで身軽になり、それがプラスとなって運動の幅が広がって、結果とし