マイクの場合

片や、弁護士のマイクは昨年春に55歳の誕生日を迎えた直後に職場でレイオフにあい、再就職コンサルタントから勧められたのがダイエットのきっかけだったそうです。彼のコンサルタントいわく、55歳過ぎてからの再就職は極めて難しいので、痩せる、白髪は染める、とにかく1歳でも若く見せる努力をするべし。その時点で185cm、98㎏だった彼は、そう言われてかなりショックを受け、翌日から朝食を全く取らないことに決めました。朝はグラス1杯の水とコーヒー以外は何も口にしません。ランチもサラダやプロテイン・バーのみなどにし、その代わり夜はワインもデザートも含めて家族と同じ食事をします。週2~3回通っていたジムは続けて、その上に週2~3回はセントラル・パークを1周(約10km)するウォーキングも始めました。このダイエット法は、イギリスから流行り始めた『インターミテント・ファースティング(間欠的断食)』に近いような気がしますが、彼はわずか4ヶ月足らずで12kgの減量に成功したのです。幸いにしてその数ヶ月前に新しい職も見つかり、頑張っているようです。今でも朝食抜きは続けているそうで、本人いわく、朝食抜きには案外すぐ慣れて、かえって頭がすっきりするような気がするとのことでした。これまた、めでたしめでたし。これなら私もできるかなという気さえしました。

朝食抜きダイエットに+1 !

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男子55歳にして思うこと
子供の頃は55歳なんていうと恐ろしく年取ったイメージを持ったものですが、実際その昔は企業の55歳定年が主流だった訳ですから結構な年だった訳で、自分の年齢がそちらに近付きつつあることを思うと焦りを感じずにはいられません。社会的地位もない女の私がそう感じるのですから、男性にとっての55歳というのはもっと重い意味合いがあるのではないでしょうか。平均寿命が年々伸び、高齢者の若返りには著しいものがありますが
デイビッドの場合
デイビッドは一昨年の暮れに55歳になった広告関係のエグゼクティブで、当時は185cm、93kgでした。仕事は順調でたまにジムで泳いだりもしていましたが、体調がいまひとつで、昨年の新年元日を期に『グルテン・フリー・ダイエット』を始めました。グルテンとは小麦、大麦、ライ麦等に含まれるタンパク質の一種で、これにアレルギーを持つ人も多く、アメリカではここ数年来このグルテンを含まない『グルテン・フリー』の食
マイクの場合
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まだまだ人生これから
私はこの2人とは10年ほど前からの知り合いですが、2人とも痩せてすっきりしたことでかなり若返ったような気がしました。どちらも上背があるので以前も極端に太っているという印象ではありませんでしたが、おそらく徐々につけた贅肉でいわゆる中高年独特の貫禄を出していたのでしょう。55歳を過ぎると、その貫禄が時として悲哀にも見えたりします。痩せることで身軽になり、それがプラスとなって運動の幅が広がって、結果とし